2019/08/07(水)vs楽天 第13回戦 チーム一丸での勝利

西武 4-3 楽天 勝 平井 (5勝1敗0S) 負 ハーマン (4勝3敗0S)


榎田 大樹 5.2回 102球、被安打6、与四死5、失点3(自責2)
復帰登板でしっかり試合を作った。
登板内容を見ると今日は特に四死球が多く、毎回ランナーを背負ってしまう。初回は浅村に2ランを浴びるまずい立ち上がりだったが、2回以降はピンチを招きながらも最後は打たせてとるベテランらしい投球術を披露した。
状態としてはまだまだ本調子でないようだが、1軍での感覚を取り戻してローテを埋めてくれるようであればチームにとって非常に大きい。
今日は中村のエラーで勝利投手とはならなかったが、次回登板こそ勝ち星を掴み取って欲しい。


登録の永江、中田が躍動!
今日も源田は外れて、ショートスタメンは永江。先発マスクは4年ぶりに中田祥多が被った。
永江は第一打席、則本から粘って粘って最後はレフトの頭越す2ベースを放つ。7回にもレフトへヒットを放っており、今日2安打の活躍だった。
中田はヒットこそなかったものの、制球おぼつかない榎田をうまくリードした。
継投に入ってもマスクを被り続け、平井、マーティン、増田を操縦して無失点リレーを完成させた。
今日は特に痺れた場面が2つ。
1つ目は8回表、2塁ランナー田中が茂木のレフト前で本塁突入を試みて憤死するシーン。
レフト栗山、ショート永江、キャッチャー中田と普段と全く違う3人がそれぞれ完璧な中継プレーを行い、同点を阻止した。中田の本塁でのタッチプレーはお見事だった。
もう1つも同じく8回裏、本塁クロスプレーの後またランナーを溜めて浅村の打席。
一打逆転もある場面で、なんと3球勝負。そして見事三振を奪った。
森も時折後ろに逸らす落差のあるチェンジアップを難なく捌いたし、強気のリードもまたよかった。


下位打線はイースタンリーグのような顔ぶれとなったライオンズ。
しかし個々がそれぞれ奮闘して、則本相手に勝利を勝ち取った。
辻監督は固定スタメンを特に好む采配だが、当然ながらライオンズはたった9人だけのチームではない。
今日のようにサブメンバーでも充分に勝負できるし、中村を筆頭に休ませることで結果が出る選手もいる。
主力の相次ぐ離脱は痛手であるが、この機会をうまくチーム全体の底上げと采配の幅を拡げるチャンスに変えてもらいたい。
首位とは1差縮めて4ゲーム。まだまだ喰らい付いていける。