2019/05/06(月)vs楽天イーグルス 第7回戦 フラフラの福井を打ち崩せないまま十亀が試合を壊して3タテならず。

西武 4-8 楽天 勝 福井 (3勝1敗0S) 負 本田 (2勝2敗0S)


GW最終日。このカード2連勝中。
先発の本田には今井に刺激を受けたナイスピッチングを期待するも、見切り早く中継ぎをつぎ込んで3連勝で終えたい。
楽天の先発は福井。何度も同じ相手に抑えられるわけにはいかない。
四死球を出すのはもう仕方ない。しっかり切り替えて、崩れないことが大事。


1,2回いずれも先頭を四死球で出すもなんとか無失点で凌ぐ。
しかし3回、早速捉えられ始める。茂木のあわやホームランの大飛球の直後、辰巳に打ち直しとばかりにバックスクリーンへ叩き込まれる。
4回、2安打1四球で満塁。暴投で1点失うも、後続を断つ。首の皮一枚。
5回は2,3,4番を三者凡退。早く打線が援護してあげたい。
6回続投。ウィーラーを三振に取るも銀次に左安、ブラッシュに四球で交代。
本田は5回1/3 94球、被安打4、与四死4、奪三振5、失点3。試合は壊さなかった。


スイッチした佐野は茂木に内野安打を許すも、オコエと辰巳を三振に斬る。
7回、十亀が登板。なんと1アウトすら取れず5失点で試合を壊し、この日のゲームは終了する。
7,8回は森脇がプロ初登板。無失点に抑えるが四球が多い。
9回は小川が三者凡退に抑える。


打線は昨日お休みの栗山、中村がスタメン復帰。メヒアは昨日に引き続きDHでスタメンで代わりに木村が下がる。木村を終盤の代打・守備固めで使えるなら攻撃パターンも増える。
楽天先発の福井はフラフラの投球で捕手の斐紹に「腕を振れ」のジェスチャーを何度もされる状態。
しかし初回から3回まで毎回チャンスを作るも、打ち崩すまでに至らず得点はメヒアの犠飛による1点のみ。
結局福井には5回1失点で逃げ切られる。外崎、金子、源田の9~1番までが繋がらない。
6回の青山には外角広すぎるストライクゾーンに森とメヒアが苦しめられる。
7回。9,1,2番が三者凡退。試合壊れた後なので責められないが、単純にムカつく。
8回に中軸が繋いで3点を取るも時すでに遅し。9回は松井の前に三者凡退。


今日の継投に関しては十亀が完全に計算外。あれでは小野コーチと辻監督も頭を抱えるしかない。
敗因は打線。アンラッキーや主審の可変ストライクゾーンもあったが、序盤に福井を打ち崩せなかったことが全て。さっさと下ろしていれば十亀も登板せずに済んだ。


西武打線は3回り目以降、特に先発がへばってきたり継投のタイミングで一気に大量得点を取るのを得意としているが、それは先発が試合をしっかり作るのが前提なので、今年の先発投手陣の有様を見ると早々にモデルチェンジしなければ今日のようなゲームが大量に生まれるだろう。
序盤いかに先制点を取るかを考えれば、1,2番の現状は論外であり、秋山を3番にせざるを得ない浅村の穴の大きさを痛感する。
辻監督の我慢と金子、源田の復調との根比べはいつまで続くのか。


次は前橋でロッテ戦。
髙橋光成の凱旋登板が予想されるが、直近2登板を忘れさせるような快投を期待したい。

2019/05/05(日)vs楽天イーグルス 第6回戦 今井崩れず。意地を感じるピッチングで4勝目、初完封!

西武 4-0 楽天 勝 今井 (4勝2敗0S) 負 石橋 (2勝2敗0S)


前日、延長にもつれ込んだゲームをなんとか取ったライオンズ。
いまいち調子の振るわない楽天との三連戦。早めに勝ち越しを決めて、対楽天戦の借金を返済したい。
先発は今井と石橋。
ポイントはゲームを壊さないこと、そして昨日に引き続き浅村を起こさないこと。


今井は初回からストレートの制球が効かない。
球速も出て空振りを取れているだけに、はっきりわかるボール球では意味がない。
変化球はストライクゾーンに入るので尚更勿体ない。
打者は変化球待ちだけすればよく、4回の島内、ウィーラーはまさにそうだった。


6回、球数が70球を超えてボールのキレはそのままにストレートが低めに集まってくる。
ランナーを二塁に置いて浅村の場面。コントロールミスなくしっかり三ゴロに仕留めた。


初完封に挑む9回でストレートが149キロを計測。
終わってみれば9回 130球 被安打3、与四死球4、奪三振5、失点0の圧巻のピッチング。
リリーフ陣が疲弊していただけに非常に大きい1勝。
四球で崩れず、格の違いを見せつけた。


昨日の中村は野球が上手いなと思う一方、反対の印象が金子。
プロ野球選手を掴まえて「野球が下手」と言い放つのは我ながらどうかと思うが、それでも3回の源田の打球で併殺喰らうのは意味がわからない。相手はフリーパスの嶋なのにあのスタートはなんなんだ。
しかも次の打者は調子を戻している秋山。死んではいけなかった。
あと出塁率なんとかしてください。


メヒアと山野辺がスタメン。
メヒアは起用に応えるタイムリー。このまま結果を出し続けてくれれば栗山を代打に回せる。
山野辺はヒットこそ出なかったが、積極的なスイングでよかった。
守備もそつなくこなし、栗山と同じく中村も休ませることができる。


その他打線は先制、中押し、ダメ押し。3,4番が機能した理想的な展開。
秋山が完全復調のようで嬉しい。5月は貯金を一つでも多く積み上げていきたい。


明日の先発は本田圭佑。
今井が作ったいい流れで3連勝を決めたい。

2019/05/04(土)vs楽天イーグルス 第5回戦 絶対に落としてはいけなかったゲーム

西武 7x-6 楽天 勝 増田(2勝0敗4S) 負 宋家豪(0勝1敗0S)


楽天は前日福岡から移動日なしでのデーゲーム。
先発は多和田と美馬。
絶対に落としてはいけないゲームだった。


終盤追いつき、9回までに6点取った打線を誰が責められよう。
2度のリードを吐き出し、挙句逆転を許した多和田。
かつての野上を彷彿させるピッチングではあったが、これでも光成と相内の後だとかなりマシに見えるのは悲しいところ。
スイッチした小川もピリっとせず、平井が登板。
しっかり制球できる唯一の投手。小野コーチがすぐに使いたくなる気持ちもわかる。
跨いだ7回に失点するが、これは打った今江を褒めるしかない。


マーティンも即抹消レベルの内容であるが、これよりいいピッチャーがいないのだからどうしようもない。
今江をど真ん中で奇跡の見逃し三振に打ち取ったと思えば、直後にストレートで大暴投。
これさえなければメヒアでサヨナラだった。


増田もモヤモヤするピッチングだったが、無失点なので言及しない。


11回のサヨナラを呼び込んだのは中村の走塁だった。
今江のファンブルによる出塁から最後のホームインまで中村の走塁センスが光った。
総合的に野球が本当に上手いと思う。


メヒアも苦しい日が続いているが、腐らず結果を出し続けて欲しい。
メヒアの復活は足りないピースの一つだ。


今日も投手陣で苦しんだが、浅村を起こさなかったのも重要なポイントだった。
ついこの間までのライオンズがそうだったように、楽天の勝敗のキーは既に浅村一人が握っている。


借金0で楽天、日ハムと3チーム並んで同率2位。
首位のソフトバンクは2位と3.5差。少し抜け出してきている。
明日の予告先発は今井と石橋。大観衆を失望させないようなピッチングを期待したい。