2019/07/19(金)vsオリックス 第13回戦 シーズンの流れが大きく変わりそうな劇的勝利

西武 5-4 オリックス 勝 平井 (3勝1敗0S) 負 増井 (1勝2敗18S)


髙橋 光成 5.2回 101球、被安打8、与四死2、失点3(自責3)
6/14のヤクルト戦から勝ち星から遠ざかっている髙橋光成。
オールスター大炎上は笑い話にしてほしい。
今日は初回にいきなり大ピンチを招くが最少失点で凌ぐ。
続く2回も一死満塁とされるが無失点。
今日はスライダーがキレていて3回は2つの空振り三振を取る。
4回も2つの三振、5回も先頭大城空振り三振と今日は5つの奪三振だった。
被安打8つだが芯で捉えられたものは少なく、数字よりも内容がいいピッチングだった。


4回裏 痛恨の外崎ゲッツー
立ちはだかる山本由伸は圧巻のピッチング。
調子がいいのか悪いのかわからないけれど、ライオンズ打線はただただ無残に散っていく。
そんな中綻びを見せたのが4回。先頭秋山からの打順で秋山、源田を連続四球で出してしまう。
ここで外崎、バントの指示はなく強攻策。これには大賛成。
しかし結果は最悪の初球ゲッツー。。。
打たせる以上は想定内の結果だがまあ最悪中の最悪だった。結局無得点。
次の打席で取り返して欲しかったが、外崎はこの日5タコとなってしまった。


6回表 二死2,3塁から武隈にスイッチするも裏目
光成マウンドの6回。一死1,2塁から若月が犠打で二死2,3塁とされる。
100球を超え、前の打席2ベース打たれている小田の打順で武隈に継投。
武隈また出てきてすぐに四球。続く福田にセンター前に弾き返されて失点し、さらにホームの送球カバーも逸らしてランナー3人全員還してしまう。
左のワンポイントが誰もいない状況。


7回表 チャンスをもらうも秋山結果出せず無得点
7回にもう一度チャンスがやってくる。森、栗山のヒットから二死1,3塁で金子。内野ゴロの打球だったがセカンド送球エラーで1点。
続く打席には今日凡打ながらも打球が良かった木村が立つ。ラストボール際どい判定がボールとなり四球で二死満塁で秋山へ。
しかし未だチャンスに弱い秋山は当てるだけのショートゴロ。結局エラーでの1点しか取れなかった。


9回表 平良がプロ初登板!
3点ビハインドの9回マウンドに平良がコールされる。
先頭大城は木村のスーパープレーでライトフライ。
吉田には四球を出すも堂々と勝負していて気持ちよかった。
続く安達はショートへのゲッツーで見事3人で斬るデビューとなった。
手薄なこのブルペン陣の間は、どんどん出番が回ってくるだろう。
まだ19歳。将来が楽しみなマウンドとなった。


9回裏 最後の大チャンス
抑え不在のオリックスは暫定守護神ディクソン。
立ち上がり先頭森がセンター前で出塁。中村はいい打球を放つもわずかに詰まったか、フェンス手前のセンターフライ。
栗山にはストライク入らずストレートの四球となり一死1,2塁で金子。
本日3度目のチャンスは金子が決めた。制球定まらないディクソンの真ん中高めに浮いたストレートをライトスタンド最前列へ同点3ラン!土壇場で試合を振り出しに戻す。


10回表 増田が三者連続三振に斬る
土壇場でマウンドに上がる増田には若干不安もあったが、一蹴する快投。
下位とはいえ宗、小島、駿太を三者三振に斬った。この流れで10裏で決めたいところだが。


10回裏 絶好の打順も三者凡退。。。
源田からのこれ以上ない好打順。だったが、源田粘るも空振り三振。
外崎は取り返したい打席だったが、唖然とするような三球三振。
山川はまるで気配なし。三ゴロで攻撃を終える。
3番4番が5タコじゃどんな試合も勝てない。


11回表 平井不安定も金子スーパープレー
増田回跨ぎせず平井へスイッチ。
代打山足にボール先行してしまうもののショートフライ。
小田は3球でセカンドゴロに仕留めるが、福田には四球を出してしまう。
中川にレフトオーバーを打たれてしまうが、金子が完璧なクッション処理。
源田との連携もよく、本塁へ突っ込んでくるランナーを余裕で刺す。
流れは完全にライオンズにあるのだが。


11回裏 中村400号でサヨナラ!
守護神失格の増井がマウンド。
森が倒れて、中村。高めに抜けたフォークボール、失投は逃さなかった。
レフトへ打った瞬間の完璧なホームランは、中村の珍しい確信ポーズを見ることができた。
史上20人目の400号。まごうことなく歴史に残る名選手である。


シーズンの分岐点となりうるゲーム
ライオンズフェスティバルは劇的な逆転劇で開幕した。
光成の粘投、木村と金子のスーパープレイ、増田と平良の好投があらゆるマイナス要素をひっくり返し、金子の同点弾そして中村のサヨナラ400号に結びついた。
まだ気にするほどではないが、首位ソフトバンクは5連敗で4.5差。
昨年の連続ヘッドスライディングのような、何か雰囲気のあるゲームとなった。
明日は1軍復帰の多和田。足りないピースは揃うか。

2019/07/17(水)vsロッテ 第17回戦 ロッテキラー本田5勝目!終盤攻め寄られるも逃げ切る!

西武 4-3 ロッテ 勝 本田 (5勝3敗0S) 負 小島 (0勝3敗0S)


本田 圭佑 7回 103球、被安打6、与四死2、失点1(自責1)
初回三者凡退に打ち取るも、2回は先頭レアードから3連打で無死満塁。
しかし藤岡、田村を連続投ゴロで無失点で切り抜け相性の良さを見せつける。
3回に荻野に本塁打を浴びるが、幸いソロ。
5回、6回、7回と毎回ランナーを出すが併殺も2つ取り追加点を許さなかった。
7回の最後田村からの三振は痺れた。
前回オリックス戦に引き続いての好投。シーズン前半はローテの穴埋要員で5回に捕まるような投手だったが、ローテを守りながら成長している。
多和田、榎田、菊池雄星がいないこのローテで3位につけているのは本田の奮闘なしでは考えられない。


5回に集中打!秋山にもタイムリー!
4回までロッテ小島に苦しめられていた打線だが、今日もきっかけは下位打線。
栗山、金子が連続ヒットで無死1,2塁とすると、木村のバントが絶妙な場所に転がり内野安打で満塁。ここで後半戦ノーヒットの秋山に回る。
2−2からの5球目で見逃し三振かと思いきや球審に助けられフルカウント。真ん中に入ったストレートを弾き2点タイムリーを放つ。この後外崎にも2点タイムリー3ベースが飛び出してこの回逆転、4点を取った。


平井に疲労の色?2失点で1点差に詰め寄られる。
7回まで投げ切った本田からバトンを受け平井が8回マウンドに。
先頭の代打香月は打ち取るも荻野から3連打で1失点、レアード三振の後(これも球審に助けられる)中村奨吾にもタイムリーを浴びで2失点、1点差に詰め寄られた。
同点、逆転を許さなかったのはさすがの一言だが、顔色が悪かったので疲労が抜けきれていないのかもしれない。
後半戦浮上するには平井のフル回転は大前提となる。


ラストは増田
増田は清田、田村、香月を三者凡退に斬って取りゲームセット。増田は好調維持。


打線は主軸不振で下位から上位が踏ん張るしかない
四番山川は4タコ。森、中村が1安打放ったが打線として機能せず、今日も下位で作ったチャンスを上位の外崎で還すこととなった。
最近の金子、木村、源田、外崎は頼もしい限りだが、本来の攻撃の形ではない。
山川はソフトバンク戦で復調のきっかけを掴んだと思ったが。。。


ホームでカード勝ち越し!
後半戦最初のカードはしっかり勝ち越すことができた。
なかなか厳しい戦いが続くが、金曜からのオリックス戦でも勝ち越しを狙いたい。
ローテ復帰の多和田のピッチングにも注目だ。

2019/07/16(火)vsロッテ 第16回戦 やっと十亀粘投報われ4勝目!

西武 5-1 ロッテ 勝 十亀 (4勝4敗0S) 負 涌井 (3勝6敗0S)


十亀 剣 7回 105球、被安打4、与四死2、失点0(自責0)
前回ソフトバンク戦に引き続き好投を見せた。
初回はいきなり一死1,2塁とピンチを招くがレアード、清田を打ち取り無失点で切り抜ける。
4回は先頭角中をエラーで出す嫌な流れだったが、レアードを併殺。
続く5回も一死1,2塁のピンチを招いたが、荻野、鈴木大地を連続で斬ったのは見事だった。
打線の援護もなかなか出ず、涌井との根比べとなったが見事に投げきり5/29ぶりの4勝目を手にした。
先発投手陣のリーダーとして若いローテピッチャーを引っ張っていってほしい。


死球から1ヒットで得点
主軸が打てない間は伏兵が踏ん張るしかない。
今日は涌井に強い木村がスタメン。3回に死球で出塁するとすかさず盗塁。
秋山が倒れた後、源田のヒットで本塁生還。
どうしても獲りたかった先制点を手にした。


7回、打線繋がり3得点
この回も先頭木村が難しい球をうまく捌きレフト前へ。
秋山倒れた後(今日は秋山は出塁できず)、源田、外崎が連続タイムリーを放つ。
トドメは森の2本目の5点目となるタイムリーで試合を決めた。
主軸の秋山、山川、中村が抑えられたが、下位の木村から上位の源田、外崎、森が奮闘した。


後半戦1−1に戻す
昨日は先発が大量失点、打線はチャンスを潰し、最後はリリーフが打たれる辛い敗戦だったが、今日は先発が奮闘し打線が繋がり完勝した。
後半戦最初のカードは是が非でも勝ち越したい。
本田の力投を期待している。